3専攻の学び 人文学部
①英語英米文化専攻
コミュニケーションの真髄を、英語を通して学ぶ。幅広い業界で活かす
業種分野を問わず、AIの最先端技術を社会で実装する中で欠かせないのが、コミュニケーションの理解です。そのために役立つ学問が言語学や文学、メディア学、地域研究など人文学的な領域です。英語英米文化専攻では実用的英語運用能力を磨きながら、人間のコミュニケーションを深く理解し、生涯役立つ専門性を身につけます。英語運用能力は基礎から応用までレベル別少人数クラスで、どのレベルからも無理なく段階的に力を伸ばしていきます。All Englishクラスを選択すれば、英語だけを使い、日本にいながら海外と同じ環境で学びに没頭できます。発音やディスカッションなど実用性に磨きをかける一方、人文学的な領域を深め、多様な舞台でコミュニケーションを実践できる力を育てます。
②日本語日本文化専攻
多様化するキャリア形成に、新たな価値を創造する学び
人間には、AIには真似できない感性や視点があります。人々は、地域の風土のなかで五感を研ぎ澄ましながら、多様な芸術・文学・ことば(方言)を生み出してきました。日本もその例外ではありません。実は、これらの形となって立ち現れた文化の背後には、長い歴史のなかで育まれた、普段私たちが意識することのない「見えない文化」があるのです。日本語日本文化専攻では、「地域の伝統文化を体験する」「小説の舞台となっている岐阜の地を訪れる」「岐阜の方言を調査する」等のフィールドワークを行うとともに、日本文化・文学、日本語、さらに「外国語としての日本語」についての学びを深めます。今、日本語日本文化を専攻することは、単に言語を学ぶだけでなく、自身が育った日本の、豊かな文化を深く理解することを意味します。日本語日本文化の知識は、多様化する現代のキャリア形成において新たな価値を創造する人材として不可欠です。
③歴史地理専攻
時空を超えた学びから、現代の課題に挑む学び
AIや仮想空間の新しい議論は「人間とは何か」という問いにつながります。そのヒントは、未来に目を向けるだけでなく人間が積み重ねてきた知恵の蓄積、すなわち歴史と文化にこそあります。新しい技術の時代には、歴史学と地理学の知見が必要とされています。キャリア形成のため、現実社会を生き抜くための専門性になります。歴史地理専攻では、歴史学と地理学の二つの学問分野を中心に学んでいきます。歴史学では、さまざまな史資料に基づいて東海地方や日本、さらには世界の国々や地域の歴史について理解を深めます。地理学では、特定の場所や空間に焦点を当て、人間の生活や活動について考察します。このように、歴史地理専攻では現代社会と人間について、時間と空間とのかかわりから学ぶことができます。