専修紹介【保育専修】 教育学部

専修紹介【保育専修】

2025年「保育専修」を「保育初等教育専修」に名称変更 募集人員を30名→50名へと増加

小学校教諭も幼稚園教諭・保育士も目指せる保育専修

専任教員の多様な専門性を生かした丁寧な保育者・教員養成により、幼児期と学童期の両方を理解する、今の時代に求められる「架け橋ティーチャー」の育成をめざします。

学びのポイント

授業の特徴

授業では、学生と教員、学生同士のカンファレンスを通じて、多彩な保育・教育観を醸成します。多くの保育・教育現場での体験を通じて、学校教育の基盤となる資質・能力についての学びを深め、保育・教育実践力を育みます。

専門ゼミ

それぞれの興味関心に基づき、3年次から、少人数の専門ゼミに所属します。多様な専門性をもった専任教員のもとで学びを深めていきます。
4年次の卒論にも繋がっていきます。

教員

現在の保育専修には専門性の異なる7名の専任教員が在籍し、学生の指導に当たっています。

卒業研究

各ゼミで学んできたことを生かして4年間の集大成として卒業論文を作成することになります。4年次の1月には提出し、2月に卒論発表会を行います。造形のゼミでは卒業制作発表を行います。

目指すゴール

保育関連科目と共に、小学校関連科目を学ぶことで、将来の見通しをもって子どもたちを導く保育・教育実践力を養成します。

取得可能な資格

幼稚園教諭一種免許状、小学校教諭一種免許状、保育士証を卒業と同時に取得可能です。

授業科目

PICK UP CLASS
ピックアップ授業

幼児と環境

遊びと環境の関係を実感するため学生自身も戸外で遊ぶ、体感型授業

幼児期の子どもたちは周囲の環境と対話し、体と心を大きく動かしながら成長していきます。そのとき子どもから発される多様なシグナルを受け止めるため、まずは保育者=学生自身が戸外に出て、環境に心を開いて遊んでみます。遊びと環境の関係を体感し、子どもにふさわしい環境のあり方を考えていきます。

保育内容演習(表現)

造形活動の楽しさを実感し、子どもにそれを伝えてほしい。

子どもの造形活動について保育者の視点から考えます。まずは、子どもの造形表現に興味を持ち、そのすばらしさに気づくこと。子どもの造形表現の発達について学び、年齢に合った活動を計画できる実践力を養います。造形活動を行う環境について考えることや、準備の大切さに気づくこと、子どもの造形活動を見る視点を身に付けます。

PICK UP SEMINAR
ピックアップゼミ

西川ゼミ

子どもを生部「保育専修」は変化にあふれ、毎日が真剣勝負!

保育に「正解」や「間違い」はありません。子どもが100人いれば100通りの対応があってしかるべきです。在学中にさまざまな「知見」にふれ「経験」を積み、多種多様な保育観を育んでください。

ゼミ

3年次からはゼミに分属し、各分野の知識を蓄えながら、卒論に向けて研究を深めていきます。

保育(保育実践、保育者養成)ゼミ、造形ゼミ、食育ゼミ、保育(保育実践研究)ゼミ、保育(幼児教育学)ゼミ、子ども家庭福祉ゼミ

時間割例(一年生前期)

曜日 時限  
1 【教養】映画学 異文化論
現代環境科学 数学
2 【教養】心理学概論 哲学 日本文化論 岐阜学 芸術論 健康科学
3 教育基礎論
4  
5  
1 初等教科教育法(理科)
2 幼児と言葉
3 初等音楽Ⅰ
4 健康科学概論
5  
1 基礎セミナーⅠ
2 社会福祉
3  
4  
5 学校ふれあい体験・介護等の体験(事前事後指導)・・・日程別途掲示
1 宗教学Ⅰ
2 スポーツⅠ
3 幼児と表現
4 ICT基礎
5  
1 教師論
2
【教養】ドイツ語コミュⅠ フランス語コミュⅠ 中国語コミュⅠ ポルトガル語コミュⅠ 韓国語コミュⅠ
3 子どもの保健
4 英語コミュニケーションⅠ
5  
集中講義  

開講科目・開講年次は変更される可能性があります。

卒業研究

造形

  • 人はなぜ大人になると絵が描けないのか
  • コラージュを利用した私のドレス
  • 理想の図工の授業に向けて
  • 絵画表現についての構図的な視点からの考察
  • 画用紙の魅力 ~さまざまな色彩が与える効果~

特別に援助を要する子の保育

  • スポーツが知的障がい児に与える影響について
  • 障がい児教育における演劇教育の効果について
  • 認知機能の弱い子どもの現状と支援のあり方
  • 絵本を活用した障がい理解教育

子育て支援

  • シングルマザーの抱える問題とその支援
  • 親子とインターネットの関係性
  • さよなら"イクメン" ~男性育児が普通の社会を目指して~
  • 放課後等デイサービスにおける子どもとの関わり
  • UVERworldからみる子育ての研究 ~メタファーにを用いた表現に注目して~

保育内容

  • 絵本が子どもに与えるモノ ~家庭と園での読み聞かせ~
  • 子どもと音楽 ~乳幼児期の音環境と音楽遊びの提案~
  • 子どもの表現を理解するために ~保育記録に着目して~
  • 幼児期の園や家庭における運動遊び
  • 子どもの遊びの理解と援助 ~エピソードの分析から~
  • 保育現場での非認知能力育成のための研究 ~自分の好きな遊びの場面における幼児の選択を手がかりとして~
  • 教育における子どもの居場所づくり ~スターバックスのエクスペリエンスを視点として~
  • 幼児の想いを尊重した造形活動についての一考察
  • 幼児の立体造形活動と材料研究
  • 紙芝居を中心とした保育教材が子どもにもたらす意味

保育原理

  • 「みてて」発話から考察する保育者の在り方
  • 学級経営の在り方についての一考察 ~名古屋グランパスにおけるチケッティングの概念を手がかりに~
  • 保育現場の「隠れたカリキュラム」の一考察 ~「TOHOシネマズ」の分析を通して~
  • 子どもの主体性を育む保育者の在り方の研究 ~グランパス前監督風間の戦術を通して~

食と健康

  • 学校給食における郷土料理の伝承とその実践
  • 幼児期の食育実践からみた小学校における食育の在り方

就職・進路

保育専修卒業生の97%が、幼稚園、保育所、小学校、施設など、大学で学んだ専門性を活かした職業に、正規採用されています。

実績 令和5年度

就職
小学校教諭 6
幼稚園教諭 2
保育教諭 2
保育士 8
福祉施設 0
就職/進学
企業・団体 0
公務員 0
施設 0
大学院進学 0

教員紹介

  研究課題 最終学歴  

西川正晃
遊びの中の学び、幼小連携、保育者養成、園内研修 滋賀大学大学院教育学研究科(修士課程) 詳細

早矢仕晶子
幼児、児童の造形表現 彫刻 東京芸術大学 大学院美術教育研究科(修士) 詳細
本多恭子 食育実践の展開 家庭科教育の実践 奈良女子大学人間文化研究科人間環境科学専攻修了 詳細

松本信吾
保育の質や保育者の専門性 自然保育、ESD、SDGs 安田女子大学大学院 文学研究科 博士課程前期 教育学専攻 詳細
桂川成美 造形教育、絵画 愛知県立芸術大学 美術研究科 (修士) 詳細
真鍋顕久 子ども家庭のウェルビーイング、共生社会、社会的養護 龍谷大学大学院社会福祉学研究科博士後期課程単位取得満期退学 詳細
水谷亜由美 幼児理解、保育の内容と方法、子育て支援 奈良女子大学大学院人間文化研究科社会生活環境学専攻人間行動科学講座 博士後期課程修了、博士(学術) 詳細