専修紹介【音楽専修】 教育学部
専修紹介【音楽専修】
教員としての確かな実践力を養いつつも、多くの演奏経験を積み、教育現場を始め、幅広い音楽シーンで活躍できる力を身に付けます
音楽専修では、音楽の専門性を高めると共に、音楽指導者に必要とされる知識、技術、指導法を学びます。声楽、ピアノ、管打楽器、音楽教育学、作曲、指揮など各分野の専門教員のもとで基礎知識や技術を学びながら、豊かな表現力を身に付けます。合奏、合唱など幅広い演奏活動を通じて、生涯にわたって生かせる自己表現力、コミュニケーション能力を養います。
学びのポイント
授業の特徴
音楽専修への入学後、一般的な教員養成の授業とあわせて、音楽指導者としての専門知識、演奏テクニック、表現力を深める授業を受けられます。
専門ゼミ
3年次から専門分野のいずれかのゼミに属し、演奏・教育研究に取り組みます。ここでそれぞれの専門性を追究し、4年次の卒業研究に発展させます。
教員
現在の音楽専修には6名の専任教員が在籍し、アットホームな雰囲気の中、学生の指導に当たっています。
卒業研究
4年次には4年間の集大成として、学外のホールでの卒業研究発表会で成果を披露します。
目指すゴール
各種教員免許の取得を目指す一方で、音楽家・指導者としての資質を育み、広く社会で活躍できる、人間性に溢れた豊かな表現力を持つ人材を育成することを目的としています。
取得可能な資格
小学校一種の教員免許状をはじめ、中学校一種(音楽)、高等学校一種(音楽)、幼稚園教諭一種や他教科の二種免許など、複数の免許状・資格を取得することが可能です。
授業科目
PICK UP CLASS
ピックアップ授業
ソルフェージュ
村田睦美教授
ソルフェージュの授業では、音楽を演奏したり、指導したりする上で必要となる基礎的な読譜力を習得し、伸ばします。中学校の教科書などの素材を用いながら、視唱や視奏、及び聴音などに取り組みます。それぞれの基礎能力を総合的に関連させて、実際の演奏表現へと繋げていきます。
PICK UP SEMINAR
ピックアップゼミ
高木ゼミ(声楽)
高木ゼミでは、オペラアリア、歌曲、宗教曲など、それぞれの声質に合わせて様々な時代・様式の声楽作品に取り組みます。各種外国語の正しい発音の習得、詩の解釈、作品研究を通して、作品、役柄にふさわしい豊かな歌唱表現を探究していきます。
声楽は自分自身が楽器です。生まれ持った自らの歌声の魅力を追求し、伴奏者とともに作品の世界観を創り上げることで、幅広い音楽性、表現力を養います。
小見山ゼミ(ピアノ)
小見山ゼミでは、様々な時代・様式のピアノ作品に取り組みます。それぞれの作品の演奏に必要とされる技術や幅広い音楽性、表現力を身につけながら、4年次の卒業研究発表にむけて、自分の研究したいテーマを探していきます。
またピアノソロだけでなく、連弾や2台ピアノ作品の演奏等を経験することにより、音楽におけるコミュニケーション能力やアンサンブルに必要な音楽的能力を養います。成果発表の場として、選曲から構成まで学生主体の演奏会を開催することもあります。
仲間と一つのものを創り上げ、感動を共有する体験は、子どもの指導にも大いに役立ちます。
宮本ゼミ(音楽教育・器楽表現教育)
宮本ゼミでは、教育研究または演奏表現のいずれかを選び音楽・表現教育について学びます。音楽教育では幅広く音楽教育の歴史や思想、指導法について段階的に研究します。3年次には、19世紀以降の西洋の音楽教育史を概観し、ジャック=ダルクローズ、オルフなど現代の音楽教育に大きな影響を与えた教育法についての基礎知識を身につけ、4年次は音楽教育における今日の課題について、個々にテーマを選択して研究します。音楽の歴史・理論を専門としたい場合には音楽学を専門とすることも可能です。器楽表現教育では、管楽器などの楽器の演奏を通して、器楽教育者として必要な演奏技術・表現指導について研究します。個々の学生にあった基礎的な練習曲、様々な時代の独奏曲に加えアンサンブルや、音楽教育選択の学生と合同のコンサート、子ども理解活動との連携など多様な活動に取り組むことができます。
時間割例(一年生前期)
曜日 | 時限 | |
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月
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1 | 【教養】映画学 異文化論 現代環境科学 数学 |
2 | 宗教学Ⅰ | |
3 | 教育基礎論 | |
4 | 初等国語(含書写) | |
5 | ||
火
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1 | 教育心理学 |
2 | ||
3 | 音楽理論Ⅰ | |
4 | 初等教科教育法(理科) | |
5 | ||
水
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1 | 基礎セミナーⅠ |
2 | 声楽Ⅰ | |
3 | ||
4 | ICT基礎 | |
5 | 学校ふれあい体験・介護等の体験(事前事後指導)・・・日程別途掲示 | |
木
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1 | スポーツⅠ |
2 | 【教養】心理学概論 家族と社会保障 キャリアプラン 異文化論 天文学 レクリエーション 数学 |
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3 | 鍵盤楽器演奏Ⅰ | |
4 | ||
5 | ||
金
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1 | 教師論 |
2 | 【教養】ドイツ語コミュⅠ フランス語コミュⅠ 中国語コミュⅠ ポルトガル語コミュⅠ 韓国語コミュⅠ | |
3 | 英語コミュニケーションⅠ | |
4 | ||
5 | ||
集中講義 |
※開講科目・
卒業研究
声楽系
- ソプラノ独唱:「トスカ」より 歌に生き、恋に生き/G.プッチーニ
- ソプラノ独唱:「ファウスト」より 宝石の歌/C.グノー
- ソプラノ独唱:「シャモニーのリンダ」より この心の光/G.ドニゼッティ
- ソプラノ独唱:「椿姫」より そは彼の人か~花から花へ/G.ヴェルディ
器楽(ピアノ)系
- 幻想的小品集より 前奏曲「鐘」嬰ハ短調 Op.3-2/S.ラフマニノフ
- ポロネーズ第6番 変イ長調「英雄」Op.53/F.ショパン
- 愛の夢 第3番/F.リスト
- 「クープランの墓」より Ⅲフォルラーヌ、IVリゴドン、VIトッカータ/M.ラヴェル
- バラード第2番 へ長調 Op.38/F.ショパン
- 映像 第1集より 水の反映/C.ドビュッシー
- 18の小品より Op.72-5 メディテーション/P.チャイコフスキー
- バラード第3番 変イ長調 Op.47/F.ショパン
器楽(管打楽器)系
- マリンバ独奏:ガーナイア/M.シュミット
- サックス独奏:プレリュードとサルタレロ/R.プラネル
音楽教育学系
- 子どもの表現を見る教師の在り方 ショーンの省察的実践家モデルに基づく音楽科授業の提案
- 小学校音楽科における簡易木管リード楽器の導入の検討
就職・進路
実績 令和5年度
就職 | 人 |
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小学校教諭 | 9 |
中学校教諭 | 2 |
高等学校教諭 | 0 |
幼稚園教諭 | 0 |
就職/進学 | 人 |
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企業・団体 | 0 |
公務員 | 0 |
施設 | 0 |
大学院進学 | 3 |
教員紹介
悪原至
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専門分野:器楽(打楽器) |
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研究課題: 打楽器の演奏・教育・研究、ヤニス・クセナキスの作品分析 |
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最終学歴: 国立音楽大学大学院 音楽研究科 博士後期課程 器楽研究領域修了 博士(音楽) |
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荒木善子
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専門分野:声楽 |
研究課題: ベルカント唱法 歌曲・オペラアリアの研究および演奏 |
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最終学歴: 国立音楽大学音楽学部声楽学科(芸術) |
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小見山純一
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専門分野:器楽(ピアノ) |
研究課題: ロマン派のピアノ作品の演奏と研究、ピアノ教育と伴奏法 |
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最終学歴: 愛知県立芸術大学大学院音楽研究科器楽専攻修士課程 修士(芸術) |
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高木彩也子
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専門分野:声楽 |
研究課題: ドイツ・ロマン派歌曲の解釈、演奏法の研究、及びその実践 |
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最終学歴: 愛知県立芸術大学音楽研究科博士後期課程音楽専攻声楽領域 博士(音楽) |
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宮本賢二朗
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専門分野:音楽教育学、音楽学、器楽(管楽器) |
研究課題: 音楽教育、ドイツ異文化間音楽教育、オーケストラ/オペラ指揮、オペラ・音楽劇教育、オペラ作品における音楽構造、武満徹の作曲技法 |
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最終学歴: ドイツ・ザールラント大学哲学部 博士課程 音楽学・近代史・ドイツ文学専攻 哲学博士(Dr.phil.) |
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村田睦美
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専門分野:器楽(ピアノ) |
研究課題: ピアノ演奏、ピアノ教育、室内楽と歌曲伴奏、学校教育現場と大学との連携を通した音楽指導 |
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最終学歴: 京都女子大学大学院文学研究科表現文化専攻 修士課程 修士(表現文化) |
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