専修紹介【社会専修】 教育学部
専修紹介【社会専修】
地理、歴史、政経、倫理、教員に必要な社会系科目を総合的に学び、教育に活かせる事象の捉え方、考え方を身に着けます。
社会専修では、地歴公民科目など、小・中学校、高校の授業に関わる諸学問を幅広く学ぶことで、多角的な視点から社会や人間の営みを捉える力を養います。社会的な事象には、様々な側面があることを理解し、それらの価値観を尊重した上で自分自身の考えを有する人物を目指します。
学びのポイント
授業の特徴
社会専修への入学後、一般的な教員養成の授業とは別に、社会の教員としての専門知識、思考力、表現力を深める授業を受けることになります。
専門ゼミ
3年次から専門のゼミ(3年次の専門演習Ⅰ・Ⅱ、4年次の卒業研究)のいずれかに属し、各専門の勉強に集中して取り組むことになります。
4年次の卒論にも繋がっていきます。
教員
現在の社会専修には11名の専任教員が在籍し、学生の指導に当たっています。
卒業研究
4年次の1月には4年間の集大成として、卒業論文を提出します。
各ゼミで学んできたことを生かして作成することになります。
目指すゴール
小学校全科、中学校(社会)、高校(地歴)、高校(公民)の免許の取得をめざす一方で、教員としてのバックボーンとなる知識、思考力、表現力を育み、優れた教師として教壇に立つための力を育成することを目的としています。
取得可能な資格
独自の教育システムにより、小学校の教員免許状をはじめ、中・高・幼など、複数の免許状・資格を所得することが可能です。
資格取得をとおして総合力と専門性を身につけることは、教育の質や連携が重視される教育現場において武器となり、これからの時代に求められる教員として、将来の活躍の場も大きく広がります。尚、本専修のように小学校から高校までの全ての社会科授業を教えるための免許を取得出来る私立大学は、東海地方ではごく僅かです。
社会専修
小学校一種、中学校一種(社会)、高等学校一種(地理歴史、公民)、幼稚園一種、学校図書館司書教諭資格、博物館学芸員、浄土真宗本願寺派教師資格
学校図書館司書教諭資格は、小・中・高いずれかの教員免許状を取得しようとする学生に限ります。博物館学芸員は、人数制限あり、希望者の中から選考を行います。
授業科目
PICK UP CLASS
ピックアップ授業
地理学概論
地理的視点や地図について学び、地域理解を深める術を獲得する
地理学の目標の一つである「地域理解」に至るための基礎的な考え方(地理的視点)や道具(地図)について学びます。「なぜそこにあるのか?」という問いに、"分布"、"距離"、"立地"、"地域差"といった地理的視点からアプローチする力と、その際に地理学の武器である地図を効果的に活用できる力の獲得を目指します。
PICK UP SEMINAR
ピックアップゼミ
外国史ゼミ
外国の歴史を学ぶには、外国語で書かれた文献、一次史科を読む力を付けることも求められます。
難しいですが、早くから四苦八苦しながら継続的に購読していけば、読めるようになるものです。
概論
概論では各分野の基本的な知識を身につけます。
・哲学概論I/II ・倫理学概論I/II ・日本史概論I/II ・外国史概論I/II ・地誌学I/II
・地理学概論I/II・経済学概論I/II ・法律学概論I/II ・社会学概論I/II・政治学概論I/II
・中等教科教育法I/II
特講
特講では、各分野に関する知識を深めていきます。
・哲学特講 ・倫理学特講 ・日本史特講I/II ・外国史特講I/II ・地理学特講 ・人文地理学
・自然地理学 ・経済学特講 ・法律学特講 ・社会学特講 ・政治学特講 ・中等教科教育法I/II
ゼミ
3年次からはゼミに分属し、各分野の知 識を蓄えながら、卒論に向けて研究を深めていきます。
・哲学・倫理学ゼミ ・宗教学ゼミ ・日本史ゼミ ・外国史ゼミ ・地理学ゼミ ・経済学ゼミ
・法律学ゼミ ・社会学ゼミ ・社会科教育法ゼミ
時間割例(一年生前期)
曜日 | 時限 | |
---|---|---|
月
|
1 | 宗教学Ⅰ |
2 | 【教養】心理学概論 哲学 日本文化論 岐阜学 芸術論 健康科学 | |
3 | 英語コミュニケーションⅠ | |
4 | 初等国語(含書写) | |
5 | ||
火
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1 | スポーツⅠ |
2 | 日本史概論Ⅰ | |
3 | 哲学概論Ⅰ | |
4 | 教育基礎論 | |
5 | ||
水
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1 | 基礎セミナーⅠ |
2 | 教師論 | |
3 | ||
4 | ICT基礎 | |
5 | 学校ふれあい体験・介護等の体験(事前事後指導)・・・日程別途掲示 | |
木
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1 | 【教養】歴史学 災害と危機管理 経済学 食生活論 ジェンダー論 |
2 | 【教養】心理学概論 家族と社会保障 キャリアプラン 異文化論 天文学 レクリエーション 数学 |
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3 | 地誌学Ⅰ | |
4 | 初等教科教育法(理科) | |
5 | ||
金
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1 | |
2 |
【教養】ドイツ語コミュⅠ、 フランス語コミュⅠ、 中国語コミュⅠ、 ポルトガル語コミュⅠ、 韓国語コミュⅠ
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|
3 | 外国史概論Ⅰ | |
4 | ||
5 | ||
集中講義 |
※開講科目・
卒業研究
4年間の集大成として、一つのテーマを掘り下げ、新たな知見を獲得する――それが卒業論文の作成です。社会専修では、専門学部と遜 色のないテーマを選択して、研究を深めることが出来ます。
社会学
- 投票行動へのマス・メディアの影響
- 和食とは何か ~その成立と展開~
- SNSは若者のコミュニケーションをどう形成するのか
- グローバル・シティが国際経済に果たす役割
- 子供の貧困問題 ~社会福祉の国際比較と日本で必要な施策~
- 性犯罪者に対する治療は有効なのか
社会科教育
- 桑名市における景観まちづくり教育
- 社会科教育におけるロールプレイングの考察
- スポーツと町おこしからみる地域学習
宗教学
- 藩校の教育史的意義 ~儒教の成立と展開を中心に~
- 自尊感情を高める教育実践について ~「いのちの教育」に関する一考察~
- 同和教育の実践 ~中学校社会科教育を中心に~
- 仏教とジェンダー ~原始仏教と浄土真宗を中心に~
哲学・倫理学
- 生への脱却 ~ニーチェにおける「超人たれ」~
- 自由の真実 ~サルトル哲学からの提言~
- 自我と無意識と言語 ~フロイトとラカンより~
- マルクスは死んだのか ~資本主義への警鐘~
- 生の行方 ~プラトン『国家』を中心に~
- 自己への遡行 ~『存在と時間』から~
経済学
- 財務諸表からみる珈琲店のビジネスモデル分析 ~コメダホールディングスのケース~
外国史
- レーニンの宗教観とソ連の宗教政策への影響
- ナチズム下の子どもたち
- 15世紀末~16世紀のインディアス論争 ~中南米征服をめぐる議論の流れ~
- 中世ポーランドのユダヤ人差別はなぜ激化しなかったのか ~カリシュの法令内容と当時の生活から~
- アメリカ独立革命に反対した人々 ~ロイヤリストを中心に~
- ロベスピエールにとっての民衆
- 「背教者」ユリアヌスのキリスト教に対する政策の性格
- 政治家ヴィクトル・ユゴーの社会観と作品への反映ーレ・ミゼラブルを題材にー
- 中世ヨーロッパにおけるキリスト教世界とイスラーム教世界ーレコンキスタ時代の「境域」を中心にー
- 古代エジプト人が描いた「来世」ー新王国時代の第18 王朝を中心にー
日本史
- 纏向遺跡と邪馬台国
- 律令国家と土地制度
- 平安時代の婚姻と社会
- 蒙古襲来の実像
- 日本における怨霊観念の発生と展開
- 中・近世移行期における貨幣流通
- 「生類憐み令」の施行状況について
- 近世領主支配と地域社会 ~献上儀礼と鷹場殺生を中心に~
- ペリー来航の社会的影響をめぐって
- 日米開戦過程の政治史的研究
地理学
- 旅行ガイドブック掲載内容の変遷とその要因 ~『るるぶ岐阜』を事例に~
- デジタル空間で出会った者たちの待ち合わせ場所 ~マッチングアプリを利用する若者を事例に~
- アニメ聖地の条件 ~『ラブライブ!サンシャイン!!』の舞台・静岡県沼津市を事例として~
- 外国人が期待する日本 ~画像検索結果の分析を通じて~
- 静岡県熱海市における温泉観光地の地域活性化について
- 岐阜県地歌舞伎に関する地理学的研究
- 夜景観光に関わる行政の地域戦略 ~長野県阿智村・三重県四日市市・岐阜県池田町を事例に~
就職・進路
実績 令和5年度
就職 | 人 |
---|---|
小学校教諭 | 25 |
中学校教諭 | 2 |
高等学校教諭 | 1 |
幼稚園教諭 | 0 |
就職/進学 | 人 |
---|---|
企業・団体 | 5 |
公務員 | 3 |
施設 | 0 |
大学院進学 | 0 |
教員紹介
地理系
専門分野 | 研究課題 | 最終学歴 | ||
---|---|---|---|---|
柏木良明 | 自然地理学 | 気候と植物の相互作用 局地気候 気候風土論 |
筑波大学大学院地球科学研究科地理学専攻博士課程修了 理学博士 |
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森田匡俊 | 人文地理学 | 人文地理学 地理情報科学 地域防災 |
名古屋大学大学院環境学研究科博士後期課程修了 博士(地理学) |
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歴史系
専門分野 | 研究課題 | 最終学歴 | ||
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秋山晶則 |
日本史 | 政治文化史 地域環境史 記録史科学 |
名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学 文学修士 |
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北村安裕 | 日本史 | 日本古代史 土地所有史 地域史 交通史 |
東京大学大学院人文社会系研究科日本文化研究専攻博士課程修了 博士(文学) |
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宮野裕 |
外国史 | ロシア政治文化の規定としての中近世ロシア 異宗教間衝突 |
北海道大学大学院歴史地域文化学専攻博士後期課程中退 博士(文学) |
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公民/社会科学系
専門分野 | 研究課題 | 最終学歴 | ||
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宮川典之 | 経済学 | 開発論と国際貿易論の総合的理論的研究 新構造主義の理論的補足 開発問題の学際的アプローチ |
早稲田大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得満期退学 経済学修士 |
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斎藤孝 | 法律学 | 人権の体系論の研究 憲法裁判権の研究 |
中央大学大学院法学研究科博士課程退学 法学修士 |
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平林豊樹 | 社会学 | 理論社会学 文化社会学 日本社会論 |
慶應義塾大学大学院社会学研究科社会学専攻博士課程単位取得満期退学 修士(社会学) |
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公民/哲学・宗教系
専門分野 | 研究課題 | 最終学歴 | ||
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河智義邦 |
宗教学 | 仏教思想史 親鸞浄土教の現代的意義 |
龍谷大学文学研究科博士後期課程満期退学 修士(文学) |
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小井沼広嗣 | 哲学/倫理学 | 近現代の西洋倫理学史・社会思想史・ドイツ観念論の実践哲学 | 法政大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士後期課程単位所得退学 博士(哲学) |
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教科教育
専門分野 | 研究課題 | 最終学歴 | ||
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髙田準一郎 |
社会科教育学 | 社会科教育論 地域教材論 ユネスコ教育論 |
広島大学大学院学校教育研究科 社会科教育専攻 修士課程修了 教育学修士 |
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