3つの学び(経済・経営・情報) 経済情報学部
興味のある分野や、進路に関連した学びを選択できる
経済情報学部では、「専門科目」の幅広い履修科目の中から、興味のある分野や、進路に関連した学びを選択できます。
コースのように明確に分かれるものではないため、進路に対する考え方が変った場合でも、年度の途中(前期/後期)で変更が可能です。
3つの分野を組み合わせて学ぶ(専門科目):分野横断型の学びから知識と技能を幅広く身に付ける
[経済]人間心理と経済を学ぶ
経済からみた世の中の仕組み、市場・投資情報の分析などを学び、人間心理が経済・金融をどう動かすか考えていきます。
[経営]ビジネスを学ぶ
消費者のニーズの把握・理解、マーケティングの方法などを学習し、企業活動と地元経済の関係を考察していきます。
[情報]情報技術の活用を学ぶ
情報処理ソフトの利用法やプログラミングなどを学び、情報化社会における高度なコミュニケーション技術を身に付けます。
文理融合の学びからVUCA時代に対応できる能力を養成
経済や経営の原則と、先端の情報技術を横断的に学ぶことで、どの時代でも活きる力を身に付ける
Volatility
(変動性)
Uncertainty
(不確実性)
Complexity
(複雑性)
Ambiguity
(曖昧性)
経済分野
経済システムは、完成途上。学ぶことで、新たな何かが見つかるかもしれない。
私は現時点において、経済システムに正解はない、と考えています。唯一の正解があれば、世界中の国がそれを採用していることでしょう。しかし現実は、経済活動に伴い、格差や環境負荷などの問題が浮かび上がり、世界中が"どうすればよいのか"と模索しています。つまり経済を学ぶことは、完成されているものを暗記することではなく、未完成のものに向き合うことだと言えるでしょう。経済を学ぶ第一歩として、人類の叡智が積み重なった経済の基本を学ぶことは重要です。さらに世界中で行われている、新たな試みも知る必要があります。その上で、現時点での経済システムに矛盾を感じ、どうしたら人の役に立つのか、より多くの人が幸福になるためにどうすべきかを、考えてみませんか。何か違う新たなものが見つかるかもしれません。私は"未来はつくるものである"という考え方が好きです。経済も同じ。未来の経済システムはつくることができる。そしてその担い手は、みなさん一人ひとりだと思っています。
加納 正二 教授
1998年大阪大学大学院国際公共政策研究科博士課程修了。博士(国際公共政策)。大阪府立大学経済学部教授を経て、2010年から現職。著書に「地域金融と企業の再生(共著)(中小企業研究奨励賞準賞)」「令和新時代の金融知識」「江戸の経済社会と商人の生きざま」「5代将軍綱吉は犬将軍か大将軍か 綱吉と元禄時代」「内向型人間の経済学」他。専門は日本経済論。
経営分野
世界に目を向け、荒波に挑む。その覚悟と考え方を、学んでほしい。
商学概論、流通論、Eコマース論、グローバル・マネジメント、地域産業など、経営やビジネスの理解に不可欠な実学系科目を多く担当しています。一方的な講義でなく、質問大歓迎、常に学生が興味や疑問を持ち、自ら考えるきっかけとなるような授業を心がけています。すべての授業を通じてみなさんに伝えたいのは、「過酷なグローバル社会を生き抜くための覚悟と思考力を、学生時代から身に付けよう」ということです。30年以上にわたり世界経済の動きを観察し、実験的な起業も経験してきましたが、日本経済の未来を楽観視することは、残念ながらまったくできません。少子高齢化が進み、市場が縮小していくこの国で、どう生き残っていくのか。時事問題や世界ビジネスの実例を数多く取り上げる授業を通じて、グローバルな視点と考え方を体得し、荒波に挑む準備をしてください。新卒就職者の3割が3年で離職すると言われますが、本学部の3年離職率は1割に届きません。冷静に企業や社会を見すえ、自ら将来を選び切り拓く力を、皆さんも学び掴んでほしいと思います。
河野 公洋 教授
1994年広島修道大学大学院商学研究科博士課程単位取得満期退学。修士(商学)。1995年神戸国際大学経済学部助教授を経て、2005年岐阜聖徳学園大学経済情報学部准教授。2012年から現職。日本貿易学会会長、日本港湾経済学会副会長。著書に「国際電子商取引の実際」他。
情報分野
「情報」を学び、中身を知ると問題解決の選択肢が増える。
教育の世界では、小学校でプログラミングが必修化され、大学ではデータサイエンスに関する科目がカリキュラムに組み込まれるようになりました。私たちの日常においては、24時間、家電や鉄道、飛行機、自動車、パソコン、スマホなど、さまざまなコンピュータが動き続けています。経済や企業経営などのビジネス領域では、もはや「情報」は不可欠です。この先人類は、「情報」とともに歩みを進めていくことでしょう。この「情報」をユーザーとして利用し、恩恵を受けるだけでも、日常や仕事は便利になります。しかし、プログラミングを修得する、仕組みを学ぶ、新しい技術に触れるなど、「情報」の中身を知ることで、社会に貢献し、人々の暮らしをより豊かにする方法を見出すことができるようになります。現在の「情報」は完成形ではなく、その未来をつくる余地が十分にあります。そしてそのことは、社会や人が抱える問題解決の選択肢がまだ残されていることを意味しています。「情報」を学ぶとより良い社会を実現できる。その力をあなたにも。
髙橋 友和 教授
2003年茨城大学大学院理工学研究科博士課程修了。博士(工学)。名古屋大学情報系COE研究員、日本学術振興会特別研究員を経て、2008年から岐阜聖徳学園大学経済情報学部准教授。2018年から現職。専門は画像認識。