岐聖大通信Vol26

岐聖大通信Vol26 page 15/20

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岐聖大通信Vol26

”心のシャッターを切る“家族と過ごす時間に、時折脳裏をよぎる言葉です。「今この瞬間こそ特別」という気持ちが、心の中に分厚いアルバムを作り出していきます。ふとした時にそっと開くとホッとできる無形のアルバムです。さて、そのうちの1ページには、娘のヨチヨチ歩き出した瞬間が。ありきたりと笑われるかもしれませんが、それが心に残る一場面。フラフラしつつも一歩一歩を着実に踏み出す姿は、まさしく人としての原点。微笑ましさと同時に、娘が誕生した瞬間と同じくらい自身の背筋がピンと伸びた事を明確に覚えています。そんな娘も、はや5歳。成長の著しさには日々驚かされますが、何よりも健やかな成長を願って止まない毎日です。「そこに靴下があるで、履かせてくれ」。1年ほど前、入院中の祖父が祖母に声をかけた。ところが、仰向けの人に靴下を履かせるとはなんと難しいことだろう。祖母は、なかなか入らない祖父の足をぐっと掴んで、「これっ、動いたらだしかんさ!」と靴下にねじ込もうとしていた。その様子が可笑しくて私は笑い出した。すると、祖父母も、一緒いた母も大笑い。祖父は、母や私には頼まなかった。真っ先に頼んだのは、祖母だった。大切な人にはいつまでも自分で靴下を履ける健康を維持してほしいと願いながらも、祖父母を少しうらやましく思ったあの日。いいことも悪いことも格好悪いことも、全部ひっくるめて一緒に生きていくことは、こんなことかもしれんなあ。約30年前に「そんなことで友達やめるの?そんなんじゃあダメだよ!」学生時代のクラスメイトから私に向けられた一言です。他のクラスメイトからきついことを言われたのがきっかけで、友達との関わりに一歩を踏み出せないでいた私に向けられた一言の場面こそ「今でも鮮明に脳裏に蘇る」一場面です。現実逃避がしたくなるとこの一言を思い出し、気分転換を心がけながら自分を励ましています。友よ、あの時は人間関係の大切さを教えてくれてありがとう。そして今も支えてくれてありがとう。本学硬式野球部は、平成13年6月全日本大学野球選手権大会に初出場しました。緊迫した試合展開の中で、数少ないチャンスをものにして初勝利した時の選手たちの笑顔が今でも心に残っています。初出場時は同部コーチを務めており、OBという立場からも非常に感動しました。当時は電気や水道などのグラウンド設備が整っておらず、選手たちに十分な練習をさせてやれませんでした。その中でも選手たちは一生懸命練習して、その環境がより絆を深めたように思います。今ある幸せな環境が当たり前と思い生活していますが、毎日健康で過ごせることや沢山の方に支えられていることに日々感謝していきたいです。ColumnColumnつれづれコラム次回のテーマは『心に残る一場面』です。窪田憲隆総合企画課くぼたのりたか岩島絵里佳羽島教務課いわしまえりか橋本康朗入試課はしもとやすあき関谷さゆり羽島教務課せきやテーマこれは毎号、本学の職員がリレー形式で「お題」に添って徒然なるままに執筆していくものです。「心に残る一場面」「心に残る一場面」徒然なるままに書き綴る15