お知らせ

2023年度当事者参加型授業の開催

 看護学部2年生の精神看護学概論の授業で、精神障がいのある当事者参加型授業を2023年7月11日・17日・18日の3回に分けて行いました。79人の授業履修者を26人・26人・27人に分け、当事者さんは1回2~3人、毎回別々の当事者さん合計8人に大学にお越し頂いて、分割授業を実施しました。今年は3人の当事者さんのご家族が学生と一緒に参加して頂きました。
 参加型授業は今年で3年目になります。当事者は3年連続してお越し頂く方もいらっしゃれば、今年度初参加の方もいらっしゃいました。自助会グループに参加されていない当事者さんが自分の障がいについて話せる機会は少ないです。当事者さん達にとって、これからの医療や看護を担う看護学生に精神障がいを正しく理解してもらいという思いが伝わる授業でした。
 また、ほとんどの学生は、精神障がいのある人に出会うのは今回が初めてで、精神障がいの発症のエピソード、通院、治療、入院、退院後から現在に至る過程まで、当事者さん達と対話しながらお話をしました。学生は当事者さんに出会ってみて、自分達がこれまで精神障がいに対してマイナスのイメージを持っていたことに気づかされ、目に見えない病気だからこそ、精神障がいを正しく理解し、当事者さんに寄り添える看護師を目指したいという感想が多くありました。
 そして大学生として、精神障がいに対する偏見や差別のない社会を目指して、人、人が大事にしている事を尊重することの大切さを学ぶことができました。

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【日にち】2023年7月11日・17日・18日(13:10~14:40)
【場 所】羽島キャンパス9号館9103講義室

【お問い合わせ先】
原田浩二
メールアドレス:[email protected]